伊豆半島のひみつ

伊豆のお仕事

  • 伊豆急行 山田さん

    ■プロフィール

    昭和36年に開業した、『伊東~下田』間の東伊豆海岸を走る交通の要『伊豆急行』。海岸線を走るため、厳しい自然環境の中、安全に電車を走らせるために、毎日、線路の状況の確認や修理などを担当している伊豆急行運輸部の山田岳文さんにお話をお聞きしました。

    ■子供たちへのメッセージ

    自分がなりたい事は、あきらめないでほしいです。なりたい事に対して一生懸命に取り組んでほしいと思います。

  • 伊豆急行 山田さん

  • 普段されているお仕事の内容を教えてください。
    伊豆急行の電車を安全に走らせるために、約70名のスタッフと建物や構造物の点検、管理、補修計画などを担当しています。日々、工事現場を見に行ったり、実際に自分が電車に乗って、線路が揺れたりしないかを確認するようにしています。
    いまのお仕事を選んだのはなぜですか?
    『物を作る仕事をしたい』という想いがあり、大学では土木系を専攻していました。入社前は、鉄道には特段の興味が無かったのですが、現在の仕事を始めて電車や鉄道に興味を持ちました。地元に貢献したいという気持ちが強かったと思います。
    お仕事でいちばん大変なことはなにでしょうか?
    1961年(昭和36年)に伊豆急行は開業しました。開業から50年以上が経過して、線路や高架、駅舎、橋、トンネルなども古くなっています。幸いな事に、私は入社以来大きな災害に遭った事は無いですが、平成3年の台風でトンネルが水没してしまうほどの水害があったと聞いています。いつ、どのような災害が起こるか分からないですが、人の命を預かる電車や線路などのインフラ面の整備を日々行い、僅かな変化も見落とせないことです。また、年度末には集中して複数個所の工区を並行して補修しなければならないことです。
  • 伊豆急行 山田さん

  • お仕事でいちばん気を付けていることはなにでしょうか?
    地震や台風、複雑な自然環境の中、伊豆の海岸線を通る伊豆急行。鉄道で事故が発生してしまうと大きな事故に繋がる可能性が高いです。電車運行において事故が起こらない、安全の確保に配慮するために日々、70名のスタッフの教育研修は、怠らないようにしています。いつ発生するか分からない自然災害時に、お客様に安全に電車をご利用いただくために、早く対応ができるような体制にも常に気を配っています。
    なぜ、伊豆でお仕事をしようと考えたのですか?
    伊豆半島出身で、通学に伊豆急行を利用していたため、馴染みがありました。『故郷の伊豆半島に貢献できれば』という想いがあり、帰郷し、伊豆で働くことを選びました。
    あなたにとって伊豆とは?
    大学で、伊豆を出ていましたが、伊豆半島ほど良いところはありません。伊豆半島は魚が美味しく、景色も良く、温暖な気候です。こんな良い場所は無く、友人達に自慢していました。伊豆急の電車で通る、稲梓-蓮台寺間にある、桜が見える土手の景色が一番好きなポイントです。友達には、伊豆半島の事を自慢しているんですよ。
  • 伊豆急行 山田さん

ページのトップへ戻る