伊豆半島のひみつ

伊豆のお仕事

  • 天城わさびだ 浅田さん

    ■プロフィール

    伊豆市の天城地域で代々わさびを栽培している浅田家。わさびは、世界農業遺産にも認定された、日本文化を支える食材。醤油を使う料理には、わさびは最適なパートナー。わさびを通じて、日本の食文化を地域の小学生たちに伝えている4代目の浅田芳考さんにお話をお聞きしました。

    ■子供たちへのメッセージ

    わさびは、世界農業遺産に認定された、日本の伝統的な食文化を支えてきた食材です。わさびソフトクリームやわさびマヨネーズなど、一工夫すれば、子供も楽しめる食材です。日本にしか無い食材を食べて、日本の文化の良いところを感じてください。

  • 天城わさびだ 浅田さん

  • 普段されているお仕事の内容を教えてください。
    1年~2年半かけて年間2500kgほどのわさびを栽培、収穫して、市場に出荷しています。収穫時には根を摘み取り、綺麗にしてから箱に詰めています。
    また、収穫したわさびを、自宅でわさび漬けやわさび味噌などに加工して、お店に卸したりもしています。
    いまのお仕事を選んだのはなぜですか?
    江戸時代頃から伊豆の地域で先祖が暮らしており、4代前の先祖が、わさび栽培に適した場所見つけ、わさび栽培を専業としてきました。現在の場所では、昭和初期からわさび栽培を始め、先祖から受け継いでいる伝統的なわさび栽培を守っていく事を選びました。
    お仕事でいちばん大変なことはなにでしょうか?
    わさびは、温室を使った野菜栽培とは異なり、路地栽培となるため自然の影響を非常に受けやすい作物です。わさび栽培は、特に気象条件に左右されることが多く、夏は台風や猛暑、冬は、降雪時の対応を始め環境の変化に弱い、わさびの生育が、しやすい環境を作る事が非常に大切となってきます。この他に、鹿や猪などの獣害にも対応しなければならず、年中対応が必要なことです。
  • 天城わさびだ 浅田さん

  • お仕事でいちばん気を付けていることはなにでしょうか?
    環境変化に弱い、わさびの生育に一番適した環境を作ることです。わさび田の水流や水質、水温などは特に気を付けています。また、この地域に適した、良質なわさびの品種を作っていく事も非常に大切なことと考えています。

    なぜ、伊豆でお仕事をしようと考えたのですか?
    ここ天城は、天城山系の湧水が豊富で水質も良く、わさび作りに最適な場所です。先祖が湧水を見つけたこの場所で、世界食文化遺産に認定された『わさび』を作り続けて行こうと考えています。

    あなたにとって伊豆とは?
    気候が温暖で、人も優しく、海も近く、魚もおいしい場所です。田舎ですが、人間にとって生活する上で、非常に快適な場所だと考えています。
  • 天城わさびだ 浅田さん

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