伊豆半島のひみつ

伊豆のお仕事

  • サガミヤ 沼田社長

    ■プロフィール

    伊東市で、「サガミヤ」と言えば、誰でも知っている本屋さん。昔は、文房具、楽器、化粧品なども販売していたそうです。郷土の情報を本として自社出版するほど伊東市を愛する沼田渉さんにお話を聞きました。

    ■子供たちへのメッセージ

    地域の多くの学生の体験学習を受け入れています。体験学習を通して、本屋の楽しみ方を体験してもらえればと思います。また、地域の子どもたちに本を通じて伊東市の郷土の事を知ってもらいたいと考えています。

  • サガミヤ 沼田社長

  • 普段されているお仕事の内容を教えてください。
    伊東市で本屋を経営しており、毎日、各お店の運営管理をしています。また、伊豆の歴史や風土の事を調査収集して、自社出版するために編集や校正をしたり、伊豆に特化した書籍を集めてコーナー展開の検討もしています。
    いまのお仕事を選んだのはなぜですか?
    生まれも育ちも伊東市であり、両親が本や事務用品を販売するお店を経営していました。中学生の頃から家業の本屋でアルバイトをすることで、家業の本屋を継ぐ意識が強くなりました。兄は事務用品の店舗を継ぎ、私は、本屋の仕事を継ぐことを選びました。
    お仕事でいちばん大変なことはなにでしょうか?
    インターネット経由で本を購入されるお客様が増えて、全国的に地域の本屋の経営が苦しい状況になっていることです。実際に本屋で本に触れる楽しみを体験してもらうことを、いかに伝えていくか試行錯誤しています。並行して文具や雑誌も販売しながら、少しでも集客につながることを継続的に試している状況です。
  • サガミヤ 沼田社長

  • お仕事でいちばん気を付けていることはなにでしょうか?
    インターネットでは味わえない、本屋の楽しみ方をお客様に伝えていくことです。地域のお客様の希望に合う商品の品揃えや、ご注文いただいた本を少しでも早く配送できるサービスを心がけています。また、季節に応じた特設コーナーを設置したり、バーゲンブックにもチャレンジするなど新しい試みも行っています。
     また、地域の人たちに郷土の事を知ってもらいたいという気持ちから、伊東市を中心とした伊豆地域のことが書かれている本を集めた、郷土本コーナーを作り、地域の情報発信をしています。若い世代に地域の事を知ってもらうために、地域の昔話や風土、伝説などを収集して自社出版しています。これらの本も購入してくれるお客様がいてくださるのが、嬉しいです。増刷した本もあるんですよ。
    なぜ、伊豆でお仕事をしようと考えたのですか?
    生まれ育った土地である伊東市の歴史や昔話、ジオパークのことを地域の人たちにも知ってもらいたいと考えています。伊東が大好きなんですよ。本来は、公的機関に郷土の歴史や風土を残す書籍を出版して欲しいのですが、難しい問題があり、独自に関係者に協力要請をして、自社出版をしました。強い想いが詰まった郷土の書籍を出版しながら、地域に貢献できればという気持ちがあるため、伊東で仕事をしています。
    あなたにとって伊豆とは?
    伊東市で古くから続く家系で、幼い時に「サガミヤ」という百貨店を実家が経営していました。先祖から住み続けている伊東市は、私にとってはかけがえのない場所です。色々な会合にも出席していますが、伊東市のPRを兼ね、必ず「城ヶ崎ブルース」を1曲披露しています(笑)。伊東市には、こだわりをもっています。
  • サガミヤ 沼田社長

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